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渋滞でイライラしない運転のコツは?

先日、心身統一合氣道会のイベント「Kiフォーラム2018」に参加しました。
この日のテーマは「滞り」について。
私がお稽古に通っている「 心身統一合氣道」継承者 藤平信一氏による基本講習、そして東京大学 先端科学技術研究センター教授 西成活裕氏による講義と二人によるトークセッション。
今回は、万物は渋滞するということで「渋滞学」についてお話され、渋滞のメカニズムについて......それはそれは衝撃的なお話でした。 西成教授は「渋滞学」という言葉を世に出した「滞り」研究の第一人者。もしかしたら、自分の行動次第で、渋滞を解消できるかもしれないということ!!
それは「出かけない。」とか「車に乗らない。」ではないですよ。渋滞を回避する方法=「利他の精神」だとおっしゃるんです!どういうことなんでしょう。
高速道路で「20km」の渋滞は、たった10分ほどでできてしまいます。私たちは、高速道路で「1km内に25台」の密度で渋滞と感じます。時速70キロで走ったとして車間は40メートル。それ以上車が入ると渋滞だと感じます。 渋滞にはまると「焦り」「イライラ」します。その結果、ぐんぐんと「車間を詰めている」ことが渋滞の原因になっているというのです。
渋滞でイライラする原因はほとんどが車内での会話が原因だそうで・・・渋滞中の同乗者のイラっとした言葉、二人に一人が車内が険悪になった経験ありとのこと。かなしい
 
イラっとした言葉
1位「まだ着かないの?」
2位「つかれた」
3位「もう帰りたい」
 
他に「隣の車線の方が早くない?」「運転下手なんじゃない」「電車で行けばよかった」「予定狂っちゃったね」「どうするの?今日」 など。何気ない言葉(の暴力かも)距離が近い関係ほど意識せず言ってしまっているかもしれませんね。
利他の精神というと大げさですが、簡単には「自分自分ならないこと」「他者への思いやり」とかそういうことですよね。このことを様々な実験の様子や結果のデータをもとに、また様々な場面で実際に活用されている事例などで実績が出ています。 たとえば、工場のラインとか、緊急避難のルート、高速の合流での渋滞の解消など・・・警察庁も巻き込んだ実験では車間距離を保った警察庁協力車両を数台投入することで、あっという間に渋滞が解消されてました! この渋滞理論から「無駄」って何?ということをもとに「無駄学」を研究されていますが、「無駄」と「ゆとり」の違い、なんだと思いますか? 自分にとっては全然無駄じゃないのに、他者から「それは無駄よ」みたいなこと言われて、悲しい思いをした経験ってありませんか。 それは定義付けが違うからです。長い目でみたら・・・とか。目的があるんですよね。
さて、渋滞は車の流れの滞りですが、他に私たちの日常生活で滞ってること、ありませんか?
Kiフォーラムでしたので、私たちの氣が流れている(出ている)状態、逆に滞っているという状態を当会の藤平会長の基本講習では体験しました。お連れ様は大変感動して、その日から目の色が変わりまさに腑に落ちた感覚。こちらまで嬉しくなります。
さて、今日の本題です。そもそも「氣」ってなんなんでしょう?
今日は、私がいつもお話していることに加え、心身統一合氣道と医療ヨガの観点からみてみたいと思います。
 [su_note note_color="#ffffff" text_color="#333333" radius="3" class=""]心身統一合氣道会では「合気道」の表記について、「氣」という旧字体を用いています。 「米」は四方八方に広がる形であり、氣は出すもの、また氣は通うものであるという「氣の原理」に基づいています。(HPより)[/su_note]
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氣(気)って何?!

私がお稽古に通っている心身統一合氣道では、「氣を出す」とか「氣が出ている」とかいう表現がありますが、言葉だけ取り出すと、ちょっと日常生活には馴染まない感じ・・・ですが、たとえば「やる気がない」=やる氣が(出て)ない、気になる、気をつける、気を使う、気が付く、気に障る、気が散る、気をやる、気合いなどの言葉としては日常的に使っています。
子どもの頃は「お家に帰るまでが遠足ですよ。」とか言われましたね。これは、帰り道=気(持ちが途)切れたときが、あぶないということ。
 
たとえば、競技ダンスやフィギュアスケートでは、複数人なのに、各自は自分の演技に集中しながらも、他者とぶつかることがありません。これが「氣が出ている」という状態です。周りがよく見えています。全体で捉えている状態です。言葉にすると大げさですが、日常ではよくあることです。
逆に、スマホをしながら歩いていると人にぶつかったり。これは「氣が出ていない」状態。本人は、目の前のことだけで、周りが見えていない状態で危ないですね。順番待ちで呼ばれてもぼーっとしていて気づかない人も同じこと。氣が切れています。
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リラックスと虚脱

たとえば、リラックスと虚脱。みなさん「さぁリラックスしてください」というと、だらっとしますが、これは、「虚脱」といいます。「氣」が切れた状態のことで、別名「ダラックス」といいます。(笑うところです)
 お勤めの方は、平日の緊張感から休日に虚脱すると、週明けて戻すのが大変です。
リラックスとは、すぐに全身で対応できる状態。 たとえばサッカーのゴールキーパーのように。またそれは同時に全力で動けることでもあります。これが全体最適です。で、逆が小手先。
つまり、「氣」が出ているとき、身体は、部分最適(小手先)ではなく、全体(全身)最適になります。「氣」が出ていると、みえる範囲=視野が広くなります。みえているという状態にあります。
健康や体調でいうと、が流れているときが「元」と滞っていると「病」。他に「」は、血の巡り、水の巡りがよいと「元」とされているのが東洋医学では「血水(きけつすい)」という言葉があります。 他にも「」「気」とつく単語、たとえば「空気」「電気」「景気」なと。 それらすべて共通することがあって、それは「流れている」「巡っている」ことなんですね。つまりその流れ、循環が悪くなること、つまり「滞る」とそれらはすべて機能しません。空気がよどむ。電気がついたりけたり。景気が悪い。
先日「統一道の初級」のお免除をいただきました。私も日常で実践し活用できるよう今後も稽古に励みます!
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心身統一合氣道で養われる力は、人生全般に活用できます。私たちは心と身体を与えられています。身体は目に見えますが、心は目に見えないため、その存在を忘れてしまいがちです。しかし、心は実在し、その力は極めて大きく、心の状態は身体の状態に大きな影響を与えます。すなわち「心が身体を動かす」のです。
[caption id="attachment_6953" align="alignright" width="300"] 稽古に通っている心身統一合氣道会幸心館道場(藤沢市鵠沼)の中岡健吾師範とみなさま[/caption] 「心身統一合気道の稽古をすると、心と身体をセルフマネジメントできるようになり、今まで余分なところに入っていた力をプラスの方向に正す方法が身に付きます。また相手をコントロールするのではなく相手の心を尊重し導くのが「心身統一合氣道」です。本来、攻撃が目的ではなく、安心して稽古できる武道なので、どなたでも無理なく継続できることも特徴です。自分の持っている力を発揮し、相手と争わずに調和を図り、自然体で生きる方法、楽しく学べます。
「子供クラス」は、礼儀作法や落ち着きも稽古しますから、お子様の身体発達の土台作りと同時に、情操教育にも最適です。「氣のクラス」は「心身統一合氣道」の基礎である”自然な姿勢” ”氣の呼吸法” ”氣の体操法”などの稽古を中心に、セルフマネジメントを身に付ける稽古です。
心身統一合氣道の稽古で、私たちは持てる能力を最大限に発揮することが可能になります。体験・見学でぜひ一度、心身統一合氣道をご体験ください。 (先日参加した「Kiフォーラム2018」にて配布プリントより)[/su_note]

東京大学 先端科学技術研究センタ教授 西成 活裕氏

 1967年生まれ。東京大学卒業。修士および博士過程は航空宇宙工学を修了、専門は、非線形系動力学、渋滞学。山形大学工学部機械システム工学科、龍谷大学理工学部理数除法学科助教授、ケルン大学理論物理学研究所(ドイツ)客員教授、東京大学大学院工学科研究科航空宇宙工学専攻教授を経て現在に至る。NHKや民法のテレビ番組等に多数出演。

心身統一合氣道継承者 藤平 信一

一般社団法人心身統一合氣道会会長。慶應義塾大学非常勤講師・特選塾員。一九七三年に生まれる。東京工業大学生命理工学部卒業。幼少から藤平光一(合氣道十段)より指導を受け、心身統一合氣道を学ぶ。現在は心身統一合氣道の継承者として、世界二四ヵ国三万人の会員に心身統一合氣道を指導、普及にも努める。心身統一合氣道を人材育成に活用し、経営者・リーダー・アスリート・アーティストなどを対象とした講習会、教育機関での講演会、企業研修で指導している。二〇一〇年から三年間、アメリカ大リーグのロサンゼルス・ドジャースやサンディエゴ・パドレスで選手・コーチに心身統一合氣道に基づいた「氣」を指導する。著書に『心を静める~大事な場面で実力120%発揮する方法』 (幻冬舎文庫)、『心と身体のパフォーマンスを最大化する「氣」の力~メジャーリーグが取り入れた日本発・セルフマネジメントの極意』 (ワニブックスPLUS新書)、共著には広岡達郎・王貞治との『動じない。超一流になる人の心得』(幻冬舎)などがある。NHK総合「助けて! きわめびと」「あさイチ」にも出演。
 

医療ヨガにおける「気」

医療ヨガの橋本医師も気の重要性についてお話されています。
[su_note note_color="#fffaf0" text_color="#333333" radius="3" class=""] 「気エネルギーを感知しながらヨガ」 3月11日、東京で国際生命情報科学会があり、私も、「ヨガと気」に関するワークショップを出しました。 参加された方はその道の専門家が多かったのですが、その中で気功の達人と思われる方から 「一般にヨガは気の流れを考えて行うのですか?」 と質問を受けました。
一般のヨガがどの程度のことをしているのか、全ての施設を知っているわけではありませんが、気の流れを考えてヨガをしている施設はあまりないと思う、と答えました。 少なくとも私の知っているヨガ施設のほとんどでは、気の流れを考えてヨガをしているところはありません。 その東京ワークショップで話した内容は、 例えば、手の先を、パーにする、グーにする、だけで邪気が排出されたり気が蓄えられたりします。 腕を輪状にすると、輪の中で気が蓄えられます。 手足の先が気エネルギー的に大切なのは肺経から大腸経などのように経絡が次の経絡に移行する部位なので気の流れを良くしておかないと移行していきにくい、 など、その他にも気エネルギーとヨガの動きに関するお話をしました。 多くのヨガの施設では、ハタヨガのポーズを取らないといけないと思いこんで、アクロバットかと思えるようなポーズまで頑張って取らせようとします。 頑張ってポーズを取ると無理をした部分で荷重がかかるなどして痛みが出ます。気エネルギーはリラックスしていないと流れは悪いので、無理をしたポーズでは当然、気も充分流れません。 気功や太極拳では流線型の動きを重視し、ゆっくりとリラックスしながら動きます。 そのように気エネルギーの流れを知ってヨガをすることは、心身の体調を整えるにはとても大切なことです。 ヨガをするにあたり、気エネルギーがどうなっているか?を注意深く見てというか、感じながら、ヨガを行うとさらに深いヨガの感覚を味わえることと思います。 こうした気の流れを考えて作ったのが、「おふとんヨガ」ですし、これまでの「医療ヨガ」でも気の流れを取り入れています。 さらに、NPO癒しと健康ネットワークでは「気巡りヨガ」といって天から気エネルギーを取り入れながら医療ヨガを行う気エネルギーに特化した医療ヨガも時々、行なっています。(Facebook投稿より引用)[/su_note]

(参考)→医療ヨガについて他のコラムを読む

 

医療ヨガの3つの目的

[caption id="attachment_4078" align="alignleft" width="271"] 橋本和哉医師と「医療ヨガ」初級インストラクター合格時[/caption] 私が、医療ヨガをはじめたきっかけは、健康をお伝えする仕事をするなかで、年齢や自分の身体に応じて、無理なく動ける「動き」の必要性を感じたからです。 これまでは、健康な人をもっと健康に。元気な人をもっと元気にする仕事をしていましたが、時代とともに、求められる内容も「介護予防」であったり、少しでもいいから身体を動かせるようにしたいということでした。 実際体験してみると、医療ヨガはとてもゆーったりとした動き。また呼吸を意識しながらおこないますので、気持ちが落ち着いてきます。また医療ヨガの全身基本調整を行ったあとは、全身、末端までの血流がよくなり、脳内までしっかりリラックスできます。つまり、そのまま寝落ちという最高のリラクゼーション。私自身、セルフメンテナンスとして就寝前にとりいれています。 これだと体調や体型、体格、年齢的にも自身のないという方でも、ご自身のできる範囲で無理なく行うことができると確信しました。パーキンソン病や心房細動の改善などでも結果を出している医療ヨガ。寝たきりにならない介護予防ヨガとしてもおすすめします。 [su_note note_color="#ffffff" text_color="#333333" radius="3" class=""][医療ヨガの3つの目的] 1血流をよくすること 2リンパの流れをよくすること 3脊髄を整えること[/su_note] 医療ヨガは、この3つのポイントを改善させるために動くのが目的で、無理のないようプログラムされています。ポーズが目的ではないですので、インストラクターによる指導は、呼吸に重点を置き、それぞれが無理のない動きをしているのかをみています。
先日TV「主治医がみつかる相談所」でも若返りのヨガとして紹介されました。医療ヨガにおける血流促進、アンチエイジングが注目されています。
 ( 主治医がみつかる相談所サイトより)
同じ年齢でも、“若々しく見える人”と“老けて見える人”がいるのを不思議に思ったことはありませんか?それは、もしかしたら「毛細血管」が原因かもしれません。そこで今回は、「10歳若く見られるようになるぞプロジェクト」として、“家の中で”“簡単に”“わずかな時間で”できる、毛細血管を中心に全身の血管を若返らせる方法を2時間たっぷりお伝えします!

医療ヨガ書籍ご紹介

■医療ヨガ新刊  橋本和哉先生の著書 医師がすすめる「おふとんヨガ」 (寝たままできる決定版ズボラ健康法) 上の項目で紹介した「主治医がみつかる相談所」でも若返りのヨガとしておふとんヨガを実際ゲストの方たちに体験してもらいました。 ■医療ヨガを実践してみたい方へ DVDブック                 ■健康と若さを取り戻す医療ヨガ
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はしもと内科外科クリニック内 NPO法人癒しと健康ネットワーク [お問い合わせ先] 〒566-0024 大阪府摂津市正雀本町2-5-23 はしもと内科外科クリニック TEL 06-4708-4488

まとめ

最初の渋滞学の話で。 しっかり車間を開けたら、他の車に入られるという話もあって・・・・ なかなか思うようにいかないですね。 ただ、私の居所あります熱海周辺では、車線が1本ですから間に入られる心配がないのです! だいたい渋滞の70%はザクと言われる感じない程度の坂道で起きているそうです。 ですから、微妙な登りではアクセル踏んで時速を維持すること。たとえば、伊豆半島の道路ではカーブが多いのですが、カーブが見えてきたら、アクセルから足を離してブレーキ使わないでも原則して、カーブ中頃からアクセル踏んで早くカーブを出てください。カーブ直前でぎゅっとブレーキを踏んで、そのままでカーブを終えて、その流れでは速度落ちすぎてるから直線でアクセル思いっきり踏むでしょ、だからまたカーブ直前でぎゅーっとブレーキ踏んでって・・・・燃費も悪そうな運転をよくみかけます。 カーブはゆっくり入って、早く出ますよ。と教えてもらいました。それを実践しようとすると、かなり車間をあけておいて見通しがないと。あぁカーブだということでブレーキ踏んじゃうんですよね。 そんな運転テクニックも渋滞をうまない心がけ。運転はうまくなりたいと思わないと、絶対に上達しないそうです。そう思わないなら、これからたくさん出るであろう自動運転車がいいのではないかとも。そんなことを思い日々運転している私はとても利己的なのですが。 そんなわけで、今日から車に乗るときは、利他の精神で乗る!も、私も実践です。 同じ知識をもった人たちが増えれば、渋滞もなくなる!? まぁそれだけではないのですがね。
最後に「氣」功においては「調身(ちょうしん)、調心(ちょうしん)、調息(ちょうそく)」という三つの原則があります。 イライラしても状況は改善しません。 渋滞のときの自分の身(からだ)、心、息(呼吸)を見直してみてください。それが自然体であるように。そうでなければ、息をふーっと長く吐いてみましょう。そのうち、「氣」持ちが落ち着いて、心も身体も自然体になりますね。
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