いつの間にか老けて見えるのは、顔じゃなかったんですね。まさか歩き方だったとは!と衝撃を受けてくださいね。
顔が若くてもおばちゃんぽい歩き方や姿勢の人ってみかけるでしょ?
だから、いくらお化粧しても、シワをなくしても、白髪を染めても、若ぶった格好をしても、歩き方って、全然誤魔化せていないんですよ。美魔女と言われている方も歩き方で年齢ってバレるんです。むしろ、歩き方との差で違和感を相手に与えてしまって。だから若作りすると、より老けて見えてるあれになってしまうんですよー。ふむふむ。
お気をつけあれ。
顔と違って、歩き方がというのは、印象です。その方の雰囲気のこと。
落ち着いているとか、明るいとか。若いとか老けているとか。暗そうとか明るそうとか。几帳面そうとか雑そうとか.....
若く見える印象と老けて見える印象は、実は「顔」ではなく歩き方だった。というお話です。
今日は、老けて見える歩き方、歩行年齢が老ける原因を紐解いて、若々しく見える歩き方を手に入れる方法。実はこれ、健康にもつながります!だから大事。逆に放っておくと、体をどんどん老けさせて不健康まっしぐらになるかも!
ぜひ本文を読み進めてみてくださいね。
おばちゃん歩きってどんな歩き方?
老けて見える原因、おばちゃん度がアップする歩き方はどんな歩き方かというと
からだが左右にぶれていて「頭が左右に揺れている」歩き方。
です。
これ、やっかいなのが自分では気づかないことなんですよね。
だから、左右に揺れている自覚がある人ってほとんどいなくて。撮影してみると結構わかる。あれ、こんなに左右に動いてたの私?!って。
この記事は、私に関係ないと思って、読むのをやめようとしている「あなた」こそ、読んでほしい!
どうしてかというと、左右のぶれは、あなたの体年齢が老化しはじめている兆しだからです。今のうちに対処しないと将来歩けなくなる可能性も!
あなたの歩行年齢は?
あなたの歩き方の年齢=歩行年齢というのがあります。
その指標が「スピード、バランス、姿勢」です。
これらがよいと歩行年齢が若い=見た目の印象が若くなるのです。
逆は、見た目が老けてしまうというわけ。
よいというのは、歩くスピードや歩幅があって、左右にブレず、姿勢が猫背になってない状態のこと。
これらが悪くなってくると、老けて見える「おばちゃん歩き度」がアップするというわけです。
その原因をみていきましょう。
歩き方が老ける原因は「下半身」の衰え
歩行年齢が上がる=おばちゃん歩き度がアップする第一原因は、下半身の衰え=老化です。
それしかないと言ってもいいです。他には怪我などが原因になることもありますが。
老化は下半身と聞いたことある方も多いかと思いますが、
下半身には、全身の筋肉の70%も集まっています。これがもう30過ぎたころから衰えはじめます。体型の崩れともリンクしますね。
下半身が衰えると、体の中心である骨盤(腰)が広がり、上半身を支えられなくなり、まず背中が曲がります。姿勢が悪く猫背のようになります。(そして腰痛)姿勢が安定せず頭左右にぶれてバランスが悪くなります。(肩こり、首が痛い)
また、下半身の筋肉が衰え、骨盤のガードル(骨盤周りの筋肉)が衰え、太ももの間が閉じられなくなり(O脚)脚の歪みから膝への負担がかかるようなります。
そしてますます体が安定しなくなり、姿勢はどんどん前かがみになります。
猫背になると、歩幅大きくすること、足を前に出すことができません。
みなさんもその場でやってみましょう。自分がよいと思う姿勢をしてみて一歩出した歩幅。
次に大げさに老人のものまねをするように背中を丸めてみてください。ここから一歩出そうとすると、よい姿勢のときより圧倒的に足が出ませんよね。
そうすると、歩幅が小さく、ペタペタと歩くような感じになって。もちろん足の筋力がないわけですから、スピードも出せません。このようにして、歩くスピードと歩幅が小さくなるのです。
そして、下半身の筋肉が衰えてくる=太ももとお尻の筋肉がなくなる(垂れるとか硬くなるとか)ので、骨盤が広がります。そして足が広がります。足を横に広げないと体が安定しなくなるので、腰幅よりも足を横に広げるようになります。そうなると、これまた歩幅が大きく出なくなるんです。
とても大げさにして試してみましょう。まずは、膝を閉じて立ってからの一歩の大きさ。次に、足を横に開いて、できれば肩幅よりも大きくして一歩出そうとすると、一歩が大きく出せませんよね。
ここから少しずつ横幅を狭めてみてください。歩幅が少しずつ大きくなりますね。
足を広げると股関節が動いてくれません。前に進みたいのに足を横に出しているのです。ですので一歩の歩幅が小さくなってしまいます。
ですから、腰幅より広く足を出すということは、歩幅が小さくなったり、ガニ股の原因にもなり、膝への負担も大きくなります。
左右バランスの悪さが不健康の原因
次は、左右バランスについて、解説したいと思います。
バランスというのは左右に頭が動くような歩き方がNGということです。
足腰を悪くされた方にお見受けする歩き方。また、普段から片足に体重を乗せて立っていたり、脚を組むようなクセがあることで、脚の長さ(骨盤の高さ)が違ってくることも原因になります。
年齢とともに衰える下半身が、骨盤周りのサポートをできなくなって、骨盤が開く。
そうするとO脚ぎみになって膝が閉じれなくなり、足が左右に広がるため(腰幅以上は開きすぎです。みなさんだいたい肩幅の方が多い。その方が見た目は安定しそうに見えるんですけどね。テストすれば明らかですが、これは不安定なんですよ。)歩くたびに右左と揺れてしまうのです。あたまがペコペコと動き、これがなぜか老けて見える原因になるのです。
お見本をみせれば、みなさんなるほど!と納得いただくのですが、この視点で自分の歩いた姿をみていただくと、左右にけっこう揺れていたということにお気づきになる方がとても多いです。
そして、このことは見た目だけではなく、不健康の原因にもなるのでさっさと改善した方がいいです。
左右にペコペコ歩いている状態や、片足だけ中心から外れているようにして歩いていたりすると、歩く度に体に衝撃を与えたり、歪みを生じさせたりするのです。
とても簡単に説明すると、太ももや足は体の土台を支える、家でいえば「杭」の部分です。
それは土台に対してまっすぐあるべきですよね。杭である足が土台である腰よりも広く開いていたりしたらどうでしょう。家が弱っちい感じしませんか?
歩くというのは体重の何倍かの衝撃があるわけです。物理的に。
歩く度に、その衝撃を受け、土台から上、要するに腰から背中、肩首にかけてダメージがいくのです。家でイメージするとわかりますよね。
これが、不健康や不調の原因になるということです。もうお分かりですね!
杭である足で自分の体をがんばって支えるために、足が疲れやすくなったり、パンパンに腫れていたりむくんだりするんですよ。夜中に足がつるとかも。(ただの飲みすぎの水分不足ということもあるのですが)
ですから、腰幅までで歩くのがよいというわけです。
若くみえて健康な歩き方を教えて!
歩き方は「体の中心=おへその延長線上に、足脚(あし)を着地するようにして歩く!!」実は、たったこれだけのことです。
映像は男性のレッスン風景。最初は膝立ちしています。この時、まず腰幅であることを確認します。
が多くの方が、ここで修正されます。開いてしまうんですねー腰幅よりも広く。これを腰幅にすることと、その感覚を養うのがポイント!
この腰幅を身につけるために、膝歩きをします。さらに膝歩きでは、膝が外を向かないようにするための意識づけができる歩き方です。膝が外を向くのを=ガニ股というんですよ。
そして、膝をまっすぐ腰幅を意識して歩くとこんな感じです。
かっこいいですよねー♪
女性は膝を軽くすり合わせるように!というと「先生、膝の前に太ももがすり合ってしまいます。」とおっしゃる方がいるのですが、その場合は、どうぞ太ももから擦り合わせてください!
映像では、ガムテープがありますが、下見て歩くクセがついてしまいますので、おへそからまっすぐ線が出ていると意識して、ちゃんと前を向いて、目線をまっすぐにして歩くようにしたいですね。
腰痛、肩こり、首コリの原因である下半身の安定感を作るための「太ももの内側」を歩きながら鍛えるができ、また同時に中心感覚を養うことができる歩き方です。
老け見え歩き改善が健康への第一歩!
男性の方は以前にも腰痛改善ウォーキングでもお伝えしたように、足を開きすぎです。
そのことで、腰を支える下半身の筋肉がただの棒になってしまって、腰を支えるに役立ちませんからね。
今日お伝えしたかったのは、歩行年齢が若くない要素=老化現象があるということは、その状態で歩いていると、それが不健康への道ということです。
猫背、O脚は老化姿勢
歩幅が小さい、歩くスピードが遅いは老化現象
歩くときに左右にブレていると歩く度に体に負担を与える
でしたね。
最後にお伝えした「左右にブレない歩き方」=腰幅以上横に足を開かない歩き方は、まず自覚するのが難しく、さらに腰幅は慣れていないと、感じがよくつかめないかもしれません。
骨盤に上半身を乗せるように歩く感じです。
体が使えるようになってくると、この歩き方で、体がしっかり安定することに感じられます。
こういう感じだ!と、感じることさえできれば、その歩き方を習慣化することができますよ。これ大事!
「考えるな!感じろ。(byブルースリー)」
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