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別冊企画:「弟子の心得」弟子道その2 信じることで見えてくる世界が変わる

あわせてお読みください。
(弟子の心得シリーズ)・弟子道 その1「まねびと高座百編」

信じること

師匠を信じないと師弟関係は、続けられない。
ただ、これがなかなか難しい。
師匠は多くを話さない。いちいち説明しない。
だから、その目的や理由、結果を教えてくれるようなことはない。
おそらく、それを自分で見つける過程そのものが学びだから。
師匠が怒ったときも、
なんでか教えてくれない。
無理難題を与えるのも、
理由なんて教えてくれない。
とにかく、弟子としては
「なんで?」が頭の中にたくさん。。
課題に対して、
理由や目的がわからないから、不信感も募る。
師匠は、ただのわがままなんじゃないか?
師匠は、自分の僕(しもべ)をつくっているだけじゃないか?
師匠は、なんて理不尽なんだ!!
口には出せないけど、
いろいろ師匠に対して、否定する気持ちが生まれる。
そして、
これは間違ってる。
こうすべきだ。
なんでこんなことさせるの?
こんなこと意味がない。
ああした方がいいのに。
って言う意見が自分の中でできてしまう。
こうなると、もう師弟関係がやってられなくなる。
だから、私は、無理難題が来たときに、いつも、このように考えるようにしてきた。
「どう考えても、なし得ないような無理難題かもしれない。
けど、できないと思うことはさせない(はず!)。できると信じてくれている。だから、やろう。やってみよう!!
師匠は、いつも、自分ができたことは、お前ら弟子にもみんなできるんや!と言っていたから。
それであれば、できない理由を挙げる時間も、それに使う頭も。
どうせなら、どうしたらできるかを考える時間にして、それに頭使った方がいい!
できない理由は、自分がやりたくないだけ。でしょう?!
「○○だからできない。ではなくて、どうやったら○○を達成できるか考えよう!」
私はこう思って取り組み、言われたときは「絶対できない」と思うこともできるようになっていったのです。そうすると、次の課題、難題も「できない」ではなく「どうすればできるのか?」という考え方に変わっていくのです。

考え方というか、思考グセというか、取り組む姿勢とでもいいましょうか。
こういのは「クセ」だから、やっかいなものです。
それは「思い込み」であり「決めつけ」であり「こだわり」です。
こだわりはいいように思いますが、時に厄介ものにもなりますよ。
「でも」「だって」「どうせ」できないという思考グセをもっているといつもできない前提になってしまう。できないではなく、本当は「やりたくない」だけなのかもしれません。
人のせいにするクセがある人はいつになっても誰かのせい、何かのせい、社会のせいにして、本質の問題にたどり着けない。自分ごと、当事者意識になれないので、解決できない。
「信じる」という前提があると、受け取る量が多くなり、その質が変わってくる。
他の言い方では「抽象度が上がる」とか「視座が上がる」とか言います。
見えてくるものが違ってくるということです。
だから、CEOクラスになると全然違う業種でも、兼任していたり顧問をしていたり。
それは経営のスペシャリストになると、それは業種ではなく、経営という視点でみれば、同じということだから務まるといういことになるのです。
職場でいえば、アルバイトの時は、社員には見えているものが見えない。だから、アルバイトからその会社の社員になったら、あのときはこういうこと考えていなかったな。とか見えてくる。だから文句たらたら言って、もっとこうすればいいとか言ってたけど、そう簡単に行くものじゃないんだなっていうことがわかったりする、それのこと。
社員は、管理職、自分の課長や部長の視点ではものが見えていない。経営者にならないと経営者の視点は見えてこない。
だから、逆をいうと、自分がその立場に立ってみようとすれば、その世界が見えてくるし、見える世界が変わってくる。
今、課長なら部長だったらどの視点でものを見ているのかを感じて、その視点で見るようになると見えてくるもの、世界が変わってくる。それが見えてきたら、部長との会話が変わってくる。そうすれば次の部長はあなたなのです。
だから、素直になって、その人を信じて「言われたことをできないと思わずチャレンジしてみればいい。」[/su_note]
 

自分が一番のお客様になる!

師匠が舞台に出るときに、現場での学びとして、アシスタントという役割で一緒にイベントに出させてもらうことになる。
そのときに、いつも師匠に言われてきたこと。
「お客さんの人数が多いから、アシスタントするんじゃないぞ。
一人で、十分お客様を満足できるぞ。偉そうに、俺のサポートなんかするなよ。」
じゃ、何をするんじゃい。
って、思いません?!アシスタント。
それは、師匠のサポートをするのではなく、
お客様のサポートをするということ。
考えてみればそうです。
師匠のサポートなんて、なんておこがましい。
お客様のサポートをするというのはどういうことか。
つまり、アシスタントである自分が一番いいお客様になるということ。
イベントやライブなどで、
笑いたいけど、笑っていいのかどうかなという雰囲気だったり、楽しみたいのに周りに遠慮していたり。そんな経験ありませんか?
だから、お客様により楽しんでもらうために、
一番楽しんでいるお客様になる!ということなんです。
そのことで、会場の雰囲気ができあがり、場が和み。
お客様が、その場を思いっきり楽しめる。そのアシスタント。
ええ、俗にいう「さくら」のことです。
「さくら」は、お客様のためだったのです!!ちょっとイメージ違うでしょ。
同時に「さくら」は、師匠を盛り上げます。
盛り上げるということは、師匠が調子に乗るということ。
調子に乗るって、悪い意味じゃなくて、いい意味にとったら、伝わりますか?
このニュアンス。
師匠を調子に乗せ、
最大の師匠をお客様にお披露目できる
そのアシスタントです。
間違っても、師匠のサポートをするように、弟子がお客様に教えるようなことがあってはなりません。
そんなことしたら、師匠の大切なお客様を失います。
あくまでも、師匠のお客様は師匠のお客様ですから。
そう、私たちはお客様との会話も禁止されてました。
笑顔とオーラで話しかけないで。。(師匠に怒られるから。)ってね。
もし話しかけられたり、質問されたら、師匠に質問できるようにお客様を誘導します。
私たちは話しません。
これも自分の成長?段階を経て、
もしお客様で見えないとか、わからなさそうにしている人がいたら、
同じ動きをして見えるようにしてあげる(そのときも私が向く方向はあくまで師匠)。
師匠に目線を送って、こちらにもきてもらえるようにしたりと、イベントでもだんだん「あうん」の呼吸でアシスタントが務まるようになるのです。
そうなると「今日はご苦労さん」と言ってもらえるようになるのです。
 
弟子道その2 終わり。続きを読む→

「弟子の心得」弟子道目次

・弟子道 その1「まねびと高座百編」
・弟子道 その2「信じることで見えてくる世界が変わる」このページです
・弟子道 その3「変なロープレで自分の能力を引き出す

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