健康コラム

腰痛になるのは歩き方のせい

腰痛になるのはあなたの歩き方のせいです。

病院にいって腰そのものに原因が見当たらない場合、あなたの歩き方があなたの腰に負担をかけ、その痛みを誘発しているということ。

だから、腰痛は運動不足が原因だと言われても、その歩き方で歩いてもダメ。

もちろん、それだけではないのですよ。

日常生活での様々な動きや姿勢で、偏った体の使い方をすることで、弱いところはより弱く、硬いところはより硬くなっていき、それによって体は歪みさらに、その偏りが強化されていくのです。

1日に5000歩歩けば、5000回(歩)の負担。5000回(歩)の衝撃。5000回(歩)分の偏りが生じているということ。だから運動は大事だし、歩数もできれば8000歩以上が健康のために推奨されてますが、それはちゃんと歩けている場合に限る!というのが抜けていることをお忘れなく!

また歩くことで、体重の3倍もの力が下半身にかかります。体重が60キロなら180キロです。ご自身の体重で計算してくださいね。

歩いた歩数分、あなたの体にさらに負荷をかけていくんです。たとえば歪んだ膝に体重の3倍もの力がかかると膝はすぐに悪くなりますね。だから悪くなってます。痛みには理由があります。

腰痛の人の歩き方

腰痛の方が、普段どんな歩き方をしているかといえば、見た目には、歩いているときの歩隔(ほかく)といいますが、左右の足幅が広がっている状態。

そんなに広がっていないから大丈夫かと思いきや、女性であれば、膝が軽くすり合う程度が理想的なのです。車道に引かれている白線くらいの上をはみ出ないように歩けることが大事です。男性であれば、もう少し広くなりますが、腰幅より左右の足幅が広がっているようであればそれは腰痛になる可能性があります。

歩隔が広がってくること、股関節の動きが悪くなります。歩幅を大きくして歩くことができませんが、実はこのことで、股関節の動きが悪くなり、お尻の筋肉が使えなくなります。お尻の筋肉が衰えてくると、体を支えられなくなり、猫背になって腰に負担をかけるか、姿勢を保つためにいつも腰でがんばって負担をかけてしまうのです。そのことで肩甲骨まわりも硬くなったり肩こりになる方もいます。

腰に痛みがある状態は、通常、腰に緊張があります。縮んで硬くなっているようなイメージ。腰が伸びないとか、伸ばしたらああー気持ちいい(または伸ばすとぎっくりしそうで怖いとかね)腰の筋肉に緊張がある状態では、その下にある骨盤が上に引き上げられているような感じになり、股関節が窮屈になり動きが悪くなって、ますますお尻の筋肉が使えないという悪循環に陥るのです。

腰痛解消のためのお尻の筋肉を復活させよう!

だったら緊張している腰をほぐせばいいのよね。そうなんですけどね。でも、マッサージしてもよくならないでしょ?気持ちはいいんだけども。

どうしてなんでしょうね?湿布をはってもよくならない。そして、定期的にぎっくり腰.....

それは、マッサージを受けて、そのときはほぐれても、マッサージが終わった立って、歩き始めた瞬間に、またいつもの体の使い方に戻ってしまうからです。

お尻を使いたいのに、どうしてもお尻が使えないので、また腰が固まってしまうんです。

お尻を使うには、骨盤からまっすぐ前に脚を出せばいいのですが、どうしても外側に外れてしまいます。

お尻や股関節周りが使えるようになれば、骨盤からまっすぐ脚が前に出せるようになるのです。

 

脚をクロスして歩く

これは一見、モデル歩きのように見えますが、目的が違います!(とは言いますが、実は、この動きをマスターすると美しく歩くことに自然と繋がっています)

一歩一歩、大きくクロスさせて歩くことで、内ももから股関節周り、そしてお尻に刺激が入ります。その部分に刺激があるなという歩き方ができていれば正解です!

クロスしたときに、胴体が動かないように。腰も動かないようにして、おへそはまっすぐです。これができていないと効果がないですし、歩くたびに胴体が右向いたり左向いたりして、目が回りますよ。
この歩き方で3分くらい歩いた後に、普通に歩いてみると、膝が軽くすり合う感覚が自然にあれば正解です。

かかとを内側に入れて歩く

着地した足のかかとを内側にキュッとひねって歩きます。そのときに、胴体も一緒にまわらないように。そうすれば、内腿とお尻の付け根あたりに刺激があります。一歩ずつはゆっくりと歩くというよりはエクササイズです。着地したらかかとを内側に入れる。と言いながらやるくらいのテンポです。できるようになれば、さらさら進めますが、なかなかそうはいきません。

早くすることではなく、お尻と内腿の付け根あたりが鍛えられていることが大切です。着地する足は、おへそからまっすぐ白線の上に足を置くのがポイントです。

膝を高くあげて反対の肘とタッチして歩く

両手はVラインにバンザイします。足は腰幅よりも少し広めにしておきます。左の膝と右の肘がタッチするようにして、体の前でクロスさせてみましょう。このとき、足はみぞおちからを意識して、素早くする必要はありません(素早く動かすと太ももの前の筋肉を使ってしまい目的を達成できません)。

 

 

お尻と股関節が姿勢をつくる

骨盤まわりにあるお尻。
そして、その骨盤を支えるのが股関節と股関節周りの筋肉です。

姿勢は背骨や背中ではなく、実はこの骨盤と股関節、そしてその周りのお尻の筋肉が姿勢を作っています。

ここは、植物でいえば、土の部分にあたります。しっかり動かしてあげることで、土を耕したようにふわふわになります。

まったく動かさないでいるとカチカチになるか、または流動化みたいになるかとイメージすると植物はどうでしょう?育ちませんし、そもそも立つことができないというのがわかりますか?そのうち折れるかそのうち枯れるのです。人に置き換えると少し残酷な表現になってしまいますが。

 

左右どちらかだけ腰痛の人

普段、立っているとき、たとえば電車を待っているときや、スーパーでレジに並んでいるときなんかは荷物もありますし、どちらかの足に体重が乗るようにして立っていることもよくあると思います。

左足メインで立っている場合、左脚は長くなると思いますか?短くなると思いますか?

正解は「長くなる」んです。長くなるというよりは長い方の脚で立っているとも言えます。どちらもありますね。骨は重力により鍛えられますから、片足体重乗っているということは、体重が乗っている方の骨が成長するんですよ。

長い方の脚で立って、ますます長くなる。つまりそうやって左右差はどんどん大きくなっていきます。

この状態で歩くとどうなるのでしょうか?

 

座り方でも下半身の衰えチェック

間違った歩き方をしている人は、座っている姿勢をみればわかっちゃいます。といって、姿勢を正す必要はありません。状態を把握するためにできれば「ありのままの姿」で座ってください。電車座っているときなどの想定した方が自然ですね。スマホを持っている姿勢でもいいですし、居眠りしている姿勢でもいいです。

またはパソコンに向かっているときの姿勢。最初はしっかり座れていると思うので、少し時間が経ってきた頃の姿勢がいいです。周りの方に私の座ってる姿勢真似してみてーとお願いしたらけっこう上手にもの真似してくれると思いますよ。

座っているときであれば、脚を組んでいる。膝が大きく開いている(腰幅より広く脚を広げて座っている)。足首を絡めて座っている。どれもNG 腰痛になる要素があります!

電車で隣の人にこれをされたらかなり迷惑ですよね。特に、脚を組んでいるのと腰幅より広く脚を広げて座っている。座席の一人分よりもはみ出ていて。
マッチョで鍛えてるならまぁ。。。なのですが、そうでもないのに、なんか偉そうだと印象ありませんか?

でも、実のところ、脚を組んだり、広げたりしている迷惑行為は、下半身の筋肉が低下(衰えている)している証拠なんです。残念ですね。

そう思えば少しは許せる?!(上から目線になれるので)そう思えても、迷惑なものは迷惑ですね。

せめて自分は下半身の筋力低下を防いでお行儀よく、他人に迷惑かけないようにしたいですね。

 

女性の方で、人に見えるところで脚を組むという方は少ないかと思いますが、足首を絡めるようにして座っている方はとても多いです。これも同様に太ももの筋肉がないので、閉じられない状態です。

膝を閉じて座るだけで太ももの内側(内転筋)が鍛えられますよ。

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