Q:ハイヒールやパンプスなど、かかとに高さ、ヒールがある靴は健康にいいですか?
[答え]足が健康じゃない人には不健康な履物です。
え、そうなの?足が健康だと履いても不健康にならないの?
そうです。
足が健康でないと履けません。履いてはいけません。
だから、ヒールの靴を履けるのは健康な証拠ということも言えますし、よいトレーニングにもなります。(ヒールの靴が好きでも、足が痛かったらダメですよ。)
パンプスやハイヒールを履けるのは健康な足の人!かつ、パンプスやヒール靴での「歩き方」についての知識があって、技術がある人だけです。
ヒールの高さによる足への負荷
もしあなたのパンプスのヒールの高さが4cmなら体重の1.5倍の負荷がつま先にかかっています。
9cmなら3倍の負荷がかかっていることに。9cmのパンプスはあまりお目にかからないかもしれませんが、好きな人たちは履いていますよ。
もし、あなたの体重が50kgなら、4cmのパンプスでは75Kgの負荷がかかっていることになります。
9cmのハイヒールは150Kg!!
ビジネスシーンでは、ヒール高は7cmくらいと言われてますから、まぁその間くらいです。
いずれにしても強烈な不可です。
そうです。だからしんどかったのです。足は痛くなって当たり前でしょう。
重すぎて想像がつかないかもしれません。
海外旅行の荷物がだいたい25Kgですよ。
これで一日中立っていろとか、荷物持っているとか。走るとか。
まさか一万歩歩くとか、絶対してはダメー!なのお分りなりますよね。足も体も壊れてしまいます。
どんなもんか。これは男性のみなさんに試してみてほしいものですけれども、なかなか機会もないかと思いますけれども、つま先だちで5−10分立ってても疲れますよね。
先ほどのヒール高による負荷を思えば、自分と同じ体重(ヒール高が高くなると2倍とか3倍とかね)以上の荷物を持ち続けているようなものですよ。できそうですか?
そういう重さのものを探してくるのにも一苦労しますよね。
これが、さらに一日中なんです。
バーベルじゃないんですからね。一瞬あげて合格!じゃないですよ。一日中ですよ。
基礎トレーニングと技術が足りない
パンプスやハイヒールなどのヒール靴を履きこなして歩くには、それなりにトレーニングが必要ということお分かりいただければと思います。
だから、トレーニングしていない人が、パンプスやハイヒールで歩くと足が痛くなるのは当たり前のこと。
トレーニング不足=筋力不足と歩き方のテクニックを知らないで歩く技術がないというわけです。
基礎体力とその方法ね。
スポーツでも筋トレして体力作り。そしてその種目、競技の技みたいなところ練習するでしょ。
まったく同じなわけです。
1)筋力不足による歩行年齢の低下(足の健康)
2)ヒール靴の歩き方を知らないからですよ!
つまり、パンプスやハイヒールで歩くにもしても、
足が痛くなってしまう。足だけでじゃなく、ヒールを履くと腰が痛くなるとか、肩こりがひどくなったりする方もいらっしゃいますよね。
それは、
1)ヒールを履く足・体の準備ができていない
2)ヒールで歩くための知識とスキルが足りてない
ってことです。
だから、これらが出来ていない人にとってのパンプスやハイヒールは凶器でし
ハイヒールやパンプスなどの靴のせいにしてはならないのです。靴が悪いのではないですよ。
ある程度の鍛錬が必要なのです。
外反母趾はヒールが原因ではありません
中学生の外反母趾は約7%。その予備軍を含めると全体の6割にもなり、10年前の二倍以上に増えているという調査結果があります。(埼玉県小児医療センター発表)
パンプスを履き続けたから、ハイヒールを履き続けたから外反母趾になったという方もいらっしゃると思いますが、実際は、もともと外反母趾になる足の原因をお持ちだった可能性があるのです。
実際、ハイヒールやパンプスを履かない男性や、子どもにも外反母趾やその予備軍がいるのです。
ならどうして外反母趾になるの?
歩く時に足の指を使えていない。裸足で歩いていない。そもそも外で遊んだりしていないので足の指を動かすということが足りてない。実際より大きめの靴を履いている。スリッパなどを履く機会が多いなどで、アーチが下がってしまった扁平足になっていることなどが原因です。
浮き指は歩いて直そう!
たとえば「浮き指」というのがあります。聞いたことありますか?
立った時に足の指が実は浮いているのです。それってどうでしょう?
すごく不安定な姿勢なんですよね。
どこで支えているのかといえば、足で踏ん張っていたり、腰を反らせていたり。体に負担をかける姿勢になっていたりします。
試しに大げさに猫背になってみてください。そうしますと、つま先が浮きませんか?たとえばこういった姿勢でいますと、いつも足の指を使わないままで過ごすことになります。そうすると足指を使わなくなって退化していくのです。その結果外反母趾になるとも言われています。
外反母趾の予防や対策として足指運動などがあります。ぜひそれも大切な運動なので継続してほしいのですが、もっと大切なのは、普段の姿勢や歩き方です。
運動は一時的なものですから。
それよりも、普段の姿勢。寝ている時以外地に足つけていますよね。座っていても同じこと。
また歩く時。1日何千歩かは歩くでしょう?その歩くことできちんと足指を使えている方がよっぽど大事なんですよ。だって3000歩歩けば、3000回足指運動をしていることになるんです。
一万歩の人は10000回。でもそれが、足指が浮いたままだとどうでしょう。足指はまったく使えていないだけではなくて、その不安定でどこかに無理をかけた姿勢で1万歩歩くダメージって、体に影響ありそうな予感がしませんか?
ハイヒールは、歩き方の免許がいるようなものです
自転車は免許がなくても乗れますが、自動車は運転免許がいります。それは命に関わる危険を伴うものでもあるから、きちんと交通ルールを勉強して、そして運転の技術を身に着けます。
パンプスもハイヒールも本来は、そういうものではないでしょうか?
パンプスを履いて歩くためには、靴や歩き方に対する知識が必要です。そしてそれをトレーニングしてマスターしましょう。その前提として、健康な足とからだ(姿勢)を作りましょう。
それが免許皆伝してないなら、パンプスやハイヒールは不健康になるので、履いてはダメ!なのです。
逆をいえば、パンプスやハイヒールで歩ける。足が痛くならないというのは、しっかり体ができていて、健康である証拠ですよね!
もし職場でのパンプスやハイヒール靴を強要したり制服として採用する会社は、そのアイテムを身に着けるため
・男性記者がハイヒール体験した記事です。
記事内にあるように、どんなもんかぜひ男性のみなさんに試してみてほしいものですねー。
パンプス、ハイヒールで健康を阻害しない!歩き方研修
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