健康コラム 講演テーマ(演題)

建設現場・職場での熱中症対策 安全大会での安全管理、労働災害防止の健康講話

熱中症対策できていますか?

暑さに加え、労働環境が厳しい建設業界のみなさまの安全を守る、安全意識啓発、健康意識啓発の講演のご依頼をいただきます。全国の建設関係、工場等での安全大会で健康講演でお話させていただいています。

(総務省消防庁まとめ)8月6日から12日の一週間での熱中症による救急搬送人数が全国で7079人。今年分は4月30日から熱中症による救急搬送人数の調査を始めており、消防庁が掌握している累計人数は7万8354人。年間搬送者数としては過去最高となっている。(8月15日更新)

 

2012年夏にJAFが実施した車内温度の検証テストによると、気温35℃の炎天下に駐車した車内のダッシュボード付近は、最高温度が74℃に達した。
ハンドルの温度上昇を抑えるためのサンシェードや、ダッシュボード付近に物を置かないように注意が必要です。炎天下に駐車していた車に乗る前に、車内の温度を外気温近くまで下げて楽に乗り込む方法を教えてもらいました。

・エンジンをかける(パワーウインドウを下げるため)。

・助手席の窓ガラスを下げて全開にする。

・運転席側のドア(こちらの窓ガラスは下げない)を40~50センチ急激に開く!自分や隣の車等に当たらないよう注意!=>この時、左手をドアの上角に添えるとスムーズに出来るそうです。

これを2~3回繰り返す。

車内の暑い空気を吸いだして外気と入れ替えると言うことなんですが、これだけで車内温度は外気温度近くまで下がるとのこと。車内は温度が上がりやすく、クーラーをつけていても熱中症になりやすい環境です。炎天下駐車していた車に乗り込む前に、ひと作業、試してみてください。

「健康第一!安全第一!」職場の安全の土台は、一人ひとりの健康がつくる

今日は、現場での安全を守る点から、作業者のための熱中症予防について見てみましょう。

熱中症は、日常生活の中で起きる「非労作性熱中症」と、スポーツや仕事などの活動中に起きる「労作性熱中症」に分類されます。作業現場での熱中症は「労作性熱中症」となります。

職場における熱中症による災害の件数は、ここ数年で死傷災害は、年間平均で約450人、死亡災害については、年間平均で約20人となっています。建設現場での熱中症対策、やはり「仕事」なので、手を止めれば現場の流れにも影響し、そうならないために無理をしてしまうことありませんか?
暑さはまだまだこれから続きます。今の無理が、結果命を落とすことにもつながるかもしれません。

職長さんは、作業員さんが遠慮なく言える環境づくりを心がけ、日頃からのコミュニケーションが大切ですね。また持病の方や、体調不良などに考慮した作業内容など。また、熱中症対策(環境・グッズ・アイテム・飲料等)を標準装備すること。いち早く変化に気づき対応できるよう、熱中症に対しての知識を正しく持つことも大切です。

現場作業員は、少し調子が悪いくらいでは簡単には休めないという気持ちで取り組んでいます。少しくらい体調が悪くても頑張ってこらえて仕事を続けます。

コミュニケーションが取りやすい環境づくりを整え、熱中症の初期症状「気分が悪い」「めまい」「立ちくらみ」など作業員にも自覚するよう伝えてください。また、腕や手などの「筋肉が痛くなる」「つる」「思うように動かせない」という症状にも注意が必要です。

熱中症患者は男性が多く、全患者の2/3 を超えています。また人口当たりの患者数も男性は女性の2倍高率です。

青壮年(1939歳、4064歳)では男性の発生率が比較的高いのに対して女性の発生率は非常に低く、他の年齢層よりも男女差が大きく、男性が女性の4倍から5倍高率となっています。(国立環境研究所サイトより)

これは就業時における外出過程でのリスクが多分に存在するからに他なりません。60代後半以降になると定年退職を迎え、男性も自宅に居る時間帯が長くなり、リスクそのものは女性と変わらなくなるといえます。それでも男性が多いのは、やはり女性に比べると、外での活動が多いことや、暑さを我慢する、水分補給を積極的にしない。水持ち歩かないことなど、若い時と今は違うことへの認識が足りない(=経験が邪魔する)ことなどが大きく影響しているのではないかと考えられます。

熱中症!建設業がダントツ

全産業の熱中症の死亡災害の約4割、死傷災害の約3割が建設業で発生しています。(平成23-26年 厚生労働省「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」より)

平成27年の熱中症による死傷災害件数は464人で、うち建設業は113人(約24%)となっています。このうち死亡災害は29人でうち建設業11人(約38%)

熱中症はいつ発生しやすい?

熱中症は、6-9月の間に集中し、特に7月8月は多発しています。

時間帯は、午後2時ー4時台に多発。午後になると気温の上昇と、午前中からの疲労蓄積が重なり、熱中症になりやすい状況といえます。

また、作業日別発生状況(死亡災害)では、作業開始の初日と2日目に多発。また、作業開始から7日以内の発生が5割となっています。新しい現場における緊張やコミュニケーション不足、暑さに順応していないことが考えられます。

現場での熱中症対策

一人ひとりができること

・食事を抜かない

食事を抜くと塩分、水分が不足することにもなります。食事を抜いた際には、より熱中症への注意が必要です。

そうめんやお蕎麦などのあっさりしたものばかりでは栄養が不足がちになります。エネルギー不足にならないようひと工夫してみましょう。

・早食いしない

お茶で流し込まないでよく噛むこと。ほとんど噛まないで飲み込むように食事をすると、そのあと消化のためにエネルギーを消費します。また脳の血液も消化に送り込まれるためボーッとしやすくなります。また夕飯を早めに済ませて、胃腸が働きを終えて(食事後2-3時間)から寝るようにしましょう。睡眠の質に影響します。

・栄養バランスのよい食事

・しっかり睡眠をとる

睡眠不足にならないよう気をつけましょう。睡眠は体調管理の基本です。まずは睡眠時間を確保しましょう。睡眠の質をあげるためには、夜中のトイレ、いびきや無呼吸症候群の原因となる口呼吸の改善もあわせて取り組みたいですね。

(参考記事)お父さんが欲しいのは「睡眠時間」質の高い睡眠のためのコツ

いびきを解消するコツは日常の呼吸にあった!

・入浴する

暑いのでシャワーで済ませたいところですが、入浴も大切です。入浴での水圧により血流がよくなり下半身の老廃物(むくみの原因)が解消されます。男性にお悩みで上位にランクインする「夜中に足がつる」のを予防し、また次の日に疲れを残さないためにも。血液の流れがよくなると体が軽く感じ、それだけでもラクになりますよ。

暑い季節でのぼせやすいので、低めの温度での「半身浴」。38~39度のぬるめのお湯20~30分。

半身浴は心臓よりも低い位置での入浴ですから、体にかかる負担を減らすことができます。入浴前の水分補給をお忘れなく。

疲労感が強いときは、無理して入浴しない

・体調管理、体調チェックをする(風邪や発熱、二日酔い等)

無理をしないこと。体調不良であれば、すぐにそのことを職長に伝え、無理をしないこと。

・こまめに休憩する(休憩時の飲み物、喫煙に注意する)

こまめな休憩が大切です。首の後ろやワキを冷たいタオルで冷やすと、体温を下げることができます。昼食後の休憩も、疲労回復に役立ちます。

現場には、自動販売機があり、カフェインの入った飲み物や、甘い飲み物が並んでいます。カフェインが入っていたり、甘い飲み物には利尿作用があり、体内の水分が出ていってしまいます。

ノンカフェインでノンシュガーのものとなると、お水、麦茶などですが、これらでは汗で出た塩分を補えません(低ナトリウム血症の危険性)。熱中症対策の塩あめやタブレットを活用しましょう。

スポーツドリンク等は、糖分が多いことをしっかり自覚しておいてください。1本に20g以上入っていることもあります。

また、休憩時の喫煙は体内の血流を悪化させます。特に建設現場のような過酷な状況では、こういったことの積み重ね、少しのことに思えますが、これが大きな差になって体に表れることを自覚しておいてください。

・作業現場での水分補給

・水分(塩分)補給をする・熱中症アイテムを活用する

いつでも水分を補給できるようにする環境をつくり、こまめな水分補給をしましょう。現場では、塩分が不足するので、塩あめや、塩タブレット等を上手に活用します。

また、糖分の摂り過ぎに注意する必要はありますが、やはり現場での水分補給はスポーツドリンクがよいです。汗で出る塩分はナトリウムですが、他の電解質も流れ出ています。実は、塩分だけを摂取するのではなく、他の「電解質」もいっしょに摂ることがポイント。

電解質には、塩分(ナトリウム)も含まれており、さらにカリウムやマグネシウムなど汗で体外に出やすい成分もあわせてとるのが効果的です。水と塩だけでは電解質はほとんど摂れません。スポーツドリンクで、水分、塩分と電解質もいっしょに摂取できます。

・経口補水液

経口補水液は水500mlに対して、塩1.5g 砂糖20g(細長いスティックシュガーが1本3gですから、6本以上)です。これを水分補給代わりに摂取するとやはり塩分、糖分とも気なるところ。経口補水液は脱水時、脱水を感じた時の飲む点滴で、常飲するものではありません。また、普段薬を飲んでいる方は、病院で経口補水液の摂取について確認しておくことをおすすめします。

・帰宅後の水分補給

帰宅後、ビールやお酒を飲まれる方もいらっしゃると思います。アルコールは利尿作用があります。アルコール以上の水分を補給すること。また飲みすぎて次の日に残ることのないように、ご自身での管理をしてください。

またレモン果汁を入れた水なども疲労回復におすすめです。ビタミンCは紫外線に多く浴びる夏場にこそ取りたい栄養素。体内で発生する活性酸素から守ってくれる大切な役割を果たしてくれます。

これは現場ではなく自宅に帰ってからのドリンクとして。炭酸水がお好きであればそこにレモン果汁、これで飲みにくければ、少しはちみつを入れた「はちみつレモンサイダー」はすっきり爽やかで美味しくいただけます。少量の塩を入れると塩分も補給できます。

・現場の紫外線対策

紫外線をあびることで「活性酸素」が発生し、このことが疲労物質を作るので、これが疲れの原因となります。現場では、紫外線対策として、直射日光での作業を避けること、日焼け止めを塗ることなども疲労軽減につながります。汗で流れることもあるので、ウォータープルーフタイプという水や汗に強いものを使うのがよいでしょう。

安全第一!健康第一!

安全第一"safety-first"は、アメリカ合衆国で誕生した標語。

1900年代はじめ、労働者は製鉄所の劣悪な環境野中で、危険な業務に従事していた。結果、多くの労働災害に見舞われていた。製鉄会社、USスチールの社長であったエルバートヘンリー・ゲリーは、人道的見解から「安全第一、品質第二、生産第三」と定める。

この方針が実行されると、労働災害はすぐに減少した。また、品質・生産も向上。この安全第一という標語はアメリカ全土に広がり、やがで世界中に広がる。

健康第一!

安全の土台を作るのは、一人ひとりの健康から。健康があってはじめて安全第一!になります。ですので、安全大会の講演ではその土台として大切な「健康第一!」をお伝えしています。

健康はもとは四文字なんですよ。

それは「健体康心」健やかな体、安らかな心

心が身体を動かす。またそのからだが、心を支える。

安全大会の健康講演では「心=意識」に置き換えます。(意識の「意」は意図的、意中の人など、心の意味を持ちます。「識」はわかる。分けるという意味があります。)

心と体はつながっています。

「安全意識を持つ」ことで、からだが、自然と安全になるように導いてくれます。

これを「安全姿勢」と言います。たとえば「姿勢がいい」というように、実際、見た目の姿勢がいいだけでなく、心の姿勢の意味も持ちますよね。

「安全意識を持つ」ことで、体と心の両方の安全状態を保つことができるのです。

このことを、日々現場での安全確認動作の「指差し確認・呼称」で安全意識を発動させると、身体がどのように変化するのか姿勢が安定するかどうかをもって、確認いただきます。

■正しい姿勢って何?

「きをつけ」が正しい姿勢でしょうか?

「きをつけを長時間できますか?」と質問すると多くの方ができないと答えます。それ「正解!」です。どうしてかというと「きをつけ」は「休め」とセットですよね。

正しい何を持って正しいかという定義が必要です。

おそらく、姿勢一つ取っても、着物の姿勢と洋服の姿勢は違います。洋服が美しく見える姿で、着物だと、どうでしょう?着崩れしてしまいます。歩き方も同様。また、お相撲さんの姿勢と、フィギュアスケーターの姿勢は見た目に違います。どちらが正しいではなくて、その状況に応じて、正しさというのは変わります。

ここでは「安全」な姿勢について考えてみましょう。

安全のために必要な姿勢は、ラクで、長時間できて、安定していること。(私が稽古に通っている心身統一合氣道でも姿勢の定義はこの3点になります。)この姿勢を「安全姿勢」とします。

心が体を動かすということでしたね。

心=安全意識が、体を安全姿勢にしてくれるということを証明しなければなりません。

■安全確認・指差し呼称で姿勢が安定する(動画)

しっかり安全を意識すると、足元がゆらがない安定した姿勢が手に入ります。(上半身は竹のようにしなやかに揺れる=対応できているで、正解ですので、押された分だけで左右に触れます。が、下半身は動きません。=地に足がつく)

■心とからだが一致しないとき、姿勢はどうなる?

よくわからない方のために、もう一つ実験をします。これは「安全よし・ゼロ災よし」と指差し呼称したあとに、考え事をしてもらいます。たとえば「今日の晩御飯は何だろ?」とか。そうすると、一気に全員足元から崩れます。これは、「安全意識が足りない」ということ。まぁそうですよね。別の考え事してるんですから。他にありがちなのは「押されて倒れてしまったらどうしよう」これも別の考え事ですから、真面目な人ほど倒れてしまいます。とにかく実験では「安全」を意識することが大切なのです。

「意識を変えると、行動が変わる」

「意識を変えると、行動が変わる」この意識から行動の間には実はいくつもの行程があります。

それは

・意識が変われば、身体(からだ)が変わる。

・身体が変われば習慣が変わる。

・習慣が変われば行動が変わる。

・行動が変われば結果が変わる!

みのわあい。参加型!健康エンターテイメント講演による安全大会における健康講演では、安全意識とともに、健康について体感して、その大切さを実感いただきます。また、健康をお持ち帰りいただき、毎日の生活にお役立ていただいております!

家族の健康を守る!熱中症対策

■高齢者の熱中症対策!

暑さを感じにくく体内の水分量が若い頃よりも減っています。できればまだまだ若い50代からしっかり意識してほしい。


■環境省 熱中症予防・対処ポスター

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進行は、講話に実践を交えながらの参加型の講演スタイル。

心とカラダの健康について、できる限り簡単に、わかりやすくお話しながら、全員参加のクイズや、健康チェックなど、まるでTVの健康番組のように楽しみにながら、皆さまに役立つ実践的な内容をプログラムしています。

皆さんが、日々実践でき、無理なく継続できる「健康のコツをしっかりお持ち帰り」いただきます。

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