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練る

寒さでからだが縮こまって硬くなると、呼吸も浅くなって、心まで頑なってしまうことがあるようです。「縮む」ということは老化現象ということになりますが、それなら「伸ばせばいい」というものでもなさそうです。
縮んだ状態では、伸びるための「余白」がないので、「耕して、からだの弾力を取り戻す」ような感覚を持っていただくのがよいかと思います。

そのからだの動かし方のコツは、「ひねる」「ねじる」という動きです。「ひねる・ねじる」は「練る」の派生語です。たとえば、うどんは、粉を「練って」いくと粉がまとまってきて、柔らかくなって、そのうち粘りが出てきて、コシがあるうどん生地になる。四国の讃岐うどんのように、しっかり弾力があって噛みごたえがあるように、からだは強くしなやかになって引き締まっていく、そんなイメージでしょうか。

「練習」は、「習」ったことを何度も何度も繰り返して「練」って自分のものにしていくのだと思います。子どもの頃、宿題のドリルに取り組んだり、逆上がりができるようにと、できるようになるまで何度も繰り返したり、自転車の補助輪を外して何度転んでもめげずチャレンジしたりと、「練習」して「練る」ことばかりしていたように思います。大人になると、その機会は減ってきて「練る」という言葉もあまり使わなくなったように思います。「計画を立てる」とは使うけれども、「計画を練る」の方はあまり使わない感じです。ことばの響きからも、立てると「練る」では、ずいぶん違う感じがしてきます。「練った計画」なら、もし予想外の変更があったとしても、しなやかに対応できそうな感じがします。他にも、「技を練る」「考えを練る」「文章を練る」など書いてみると、普段から使い慣れていないからか、なにか身が引き締まるような感覚があります。

からだをひねってねじる=「練る」と、柔らかく、粘り強くしなやかになって引き締まっていくように思います。心も同様に、「最近、ちょっと気持ちが停滞してるかも」というときには、雑巾絞りのように「ひねる・ねじる」動きを取り入れるようにしています。「ひねる・ねじる」動きを解放すると、血がドバーっと流れてくるのを感じられるかと思います。血流が良くなることで滞りが解消され、からだの巡りがよくなって、あたたかくなって筋肉が緩むことで、心にも余裕のようなものが出てくるように思うのです。

2025年1月 

 

冬の東大寺南大門 

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